Z世代が様々なテーマについて議論する次世代会議が8/29(金)に開催されました。

『20代から、世界を変える』をステートメントに掲げ、若者に教育事業を展開する、株式会社OVER20&Company (オーバートウェンティアンドカンパニー、東京都港区、代表取締役社長:

糸井 達哉⦅いとい たつや⦆)は2025年8月下旬から、『PROJECT any(プロジェクトエニー)』内にて、Z世代のリアルな視点を知ることが出来る『次世代世代会議』ディスカッションレポートを公開しています。

8/29(金)に開催された「社会課題を「自分事」にする方法」に関するディスカッションレポートが公開されたことをお知らせいたします。

ソウタさん:東京大学大学院 新領域創成学科修士1年。学部時代には複数社でのインターンとバレーボール部での主将などを経験。現在は大学で脳科学を研究をする傍ら、新しい視点と教養を届ける若者中心のコミュニティを運営。人間の認知機能、これからの資本主義社会と適切なテクノロジーの在り方などに関心がある。クワクしている;ハイ」、「AIの台頭により、就職難が近づいていると思う;ハイ」

議論の冒頭、サトシさんは人間が本質的に長期的な課題に関心を持ちにくい理由を、2つの「障壁」から説明した。サトシさん: 「一つは『認知的な障壁』です。未来は不確実で、具体的にイメージすることが難しい。もう一つは『社会構造的な障壁』。私たちの社会は、良くも悪くもこれまでの成功体験や価値観が“踏襲”されやすい。この2つが、私たちの視野を短期的なものに留めてしまう原因だと考えています」この根源的な問いに対し、ソウタさんは「物語」の力で乗り越えられるのではないかと応じる。ソウタさん: 「例えば、過去の歴史や宗教がそうであるように、私たちは『物語』を通して、時間や空間を超えた繋がりを感じることができます。自分が、壮大な歴史の一部であると認識することで、未来への責任感も芽生えるのではないでしょうか」

議論の冒頭、サトシさんは人間が本質的に長期的な課題に関心を持ちにくい理由を、2つの「障壁」から説明した。

サトシさん: 「一つは『認知的な障壁』です。未来は不確実で、具体的にイメージすることが難しい。もう一つは『社会構造的な障壁』。私たちの社会は、良くも悪くもこれまでの成功体験や価値観が“踏襲”されやすい。この2つが、私たちの視野を短期的なものに留めてしまう原因だと考えています」

この根源的な問いに対し、ソウタさんは「物語」の力で乗り越えられるのではないかと応じる。

ソウタさん: 「例えば、過去の歴史や宗教がそうであるように、私たちは『物語』を通して、時間や空間を超えた繋がりを感じることができます。自分が、壮大な歴史の一部であると認識することで、未来への責任感も芽生えるのではないでしょうか」

議論は、「どうすれば社会課題を“自分事”として捉えられるか」という、より具体的な方法論へと移っていく。空間軸の拡張:「自分」の範囲をどこまで広げるかサトシさん: 「面白いデータがあって、『自分』という認識の範囲が広い人ほど、長期的な視点を持ちやすいという研究があるんです。例えば、自分のアイデンティティを『個人』だけでなく、『地域コミュニティの一員』や『組織の一員』として捉えられる人は、その共同体の存続、つまり未来を考えるようになる」これは、所属する組織での役職の変化にも当てはまるという。平社員から課長、部長へと昇進するにつれて、考えるべき範囲は個人からチーム、部署へと広がり、それに伴って時間軸も長期化していく。ソウタさん: 「まさにそうですね。企業で言えば、創業者の理念や、先人たちが築き上げてきた歴史に『恩恵を受けている』という意識が、未来への責任感に繋がる。自分もその歴史の一部として、次の世代に何かを残したい、と思えるかどうかが重要そうです」時間軸の拡張:「物語」で過去と未来を繋ぐソウタさん: 「ただ、現代はSNSなどの影響で、過激な物語や短期的な快楽(ドーパミン)が優先されがちです。昔から引き継がれてきた重厚な物語が、なかなか響きにくくなっている。そこで有効なのが、古い物語を『現代的に復興』させることではないでしょうか」彼は、京都の老舗企業が伝統的な技術を活かしながら、現代のデザインやマーケティングを取り入れて成功している例を挙げる。過去の物語をそのまま語るのではなく、現代の文脈に合わせて再解釈し、新しい価値を付与することで、若い世代にもその魅力が伝わるのだ。

議論は、「どうすれば社会課題を“自分事”として捉えられるか」という、より具体的な方法論へと移っていく。

サトシさん: 「面白いデータがあって、『自分』という認識の範囲が広い人ほど、長期的な視点を持ちやすいという研究があるんです。例えば、自分のアイデンティティを『個人』だけでなく、『地域コミュニティの一員』や『組織の一員』として捉えられる人は、その共同体の存続、つまり未来を考えるようになる」

これは、所属する組織での役職の変化にも当てはまるという。平社員から課長、部長へと昇進するにつれて、考えるべき範囲は個人からチーム、部署へと広がり、それに伴って時間軸も長期化していく。

ソウタさん: 「まさにそうですね。企業で言えば、創業者の理念や、先人たちが築き上げてきた歴史に『恩恵を受けている』という意識が、未来への責任感に繋がる。自分もその歴史の一部として、次の世代に何かを残したい、と思えるかどうかが重要そうです」

ソウタさん: 「ただ、現代はSNSなどの影響で、過激な物語や短期的な快楽(ドーパミン)が優先されがちです。昔から引き継がれてきた重厚な物語が、なかなか響きにくくなっている。そこで有効なのが、古い物語を『現代的に復興』させることではないでしょうか」

彼は、京都の老舗企業が伝統的な技術を活かしながら、現代のデザインやマーケティングを取り入れて成功している例を挙げる。過去の物語をそのまま語るのではなく、現代の文脈に合わせて再解釈し、新しい価値を付与することで、若い世代にもその魅力が伝わるのだ。

■ Z世代とのディスカッションを共催したい企業様は、弊社問合せから、ご連絡ください。

「20代から、世界を変える」をステートメントに掲げる株式会社OVER20&Company.が主催・運営する「社会人6.9人で一人の若者を支えられる時代の、日本の未来共創プロジェクト」。PROJECT anyでは、個人協賛パートナー・法人協賛パートナーと共に、民主動で18歳~29歳の若者の自己実現をサポートする教育コンテンツを無償提供する。