しっけが描く、ひたむきで心優しい朗らか男子×クールビューティーな男前先輩が、ゆっくり丁寧に時間(とき)を重ねていくハートフルラブストーリー「ピンクハートジャム」のドラマCD化第2弾。
灰賀優希(はいが ゆうき)役:小林千晃さんと金江 凉(かなえ りょう)役の田丸篤志さんにお話をうかがいました。
――原作コミックスの中で、演じるのが楽しみだったシーンやお気に入りのエピソードは?
 
田丸:金江(凉)と林田さんとのことを疑っていた灰賀(優希)に「妬いてしまった」と打ち明けられたシーンですね。前作(「ピンクハートジャム」上下)では、金江が無邪気全開で笑うことはなかったので、すごくインパクトがありました。今作では他にも、前作よりも感情を出す場面がありましたが、このシーンのコマは特に大きく表情を変えて笑っていたので、どう演じようかな? とも悩みました。他の明るい性格の人と同じくらい笑ってしまってはキャラが崩壊しますし。いち読者として、金江の新しい一面が見られたという嬉しさもあって、注目してほしいポイントですね。
 
小林:僕は二人で動物園に行くエピソードですね。出掛けたあの日だけではなく、毎日忙しい金江が“時間を作ってくれた”っていう部分にリアリティを感じましたし、好きな人と一緒に過ごす時間を作るために頑張ってくれた金江の思いが尊いですよね。社会人と学生のお付き合いあるあるじゃないですが、学生時代ってお金はないけど時間はある、かたや社会人はお金があるけど時間がない。そのジレンマは僕も学生時代と社会人を経験している身なのですごく共感ができます。それに、動物園で過ごす灰賀の新しい表情や子供を助けてあげる優しい面、灰賀のことを思って立ち回ってくれる凉さんも含め、総じて素敵なシーンでした。
 
――今作を演じてみての感想をお聞かせください。
 
田丸:前作では灰賀との距離がまだ離れているところからのスタートで、だんだん距離を縮めていく様子を描いていたんですが、今作は“心の距離感”は近づいた時点からのお話だったので、前作で僕が金江に感じていたミステリアスさを意識するのではなく灰賀との心の近さみたいなものを出していきたいと思って演じました。
 
小林:灰賀はずっと夢見心地というか、付き合って2年半、同棲して1年経っているんだけどずっとワクワクしていて、「憧れの凉さんと暮らせている」っていうそわそわしたテンション感を持ちたいなと思っていました。ただ、生活リズムからくるすれ違いと仕事で忙しい凉さんへの心配との不安みたいなものは演技で多少出せたらなと考えました。
 
田丸:仕事の愚痴を灰賀に言ってしまうシーンでは、良くも悪くもその姿を見せられるくらい心をひらいているんだなって。家族に思わず愚痴をこぼしてしまうような感覚に近いものが金江の中に生まれたんだと感じました。
 
小林:金江が灰賀に心をひらいてくれているっていうのは、僕もすごく感じました。灰賀自身も前作より積極性を出せていましたし、金江さんがここまで心を許してくれるんだって。ただその一方で、林田さんとの仲を疑っていた時間は苦しかったと思います。前作の灰賀だったら、するっと真実を聞けていたと思うんですけど今作ではためらってしまったというか、金江の兄の准(じゅん)から聞いた林田さん元カレ説が本当だったら今の金江との関係が変わってしまうんじゃないか、心をひらいてくれている大好きな人を疑っている自分自身にもどかしさを抱えていたんじゃないかなと。
 
田丸:准については、初の家族登場ということで、長年過ごした時間と信頼関係があるからこその雑な言葉のかけ方やテンションを、半分意識して半分無意識で出していた気がします。灰賀とはまた違う形での心のひらき方をしているんですよね。なので、お聞きいただいた皆様にも、友達や灰賀に対してとはちょっと違う金江を感じていただけるんじゃないかなって思います。
 
小林:准さんに対しては、事前に金江から話は聞いていたし、弟(凉)のほうが手綱を握っているじゃないですけど、しっかりしていて准さんより一枚上手なんですよね。その金江と付き合っている灰賀だからこそ揺さぶられることはなかったし、いっそ灰賀の方が大人に見える瞬間があるくらい、デザインとしてやわらかでお茶目なお兄さんでしたね。
 
――前作では大学に入りたての灰賀が大学4年生になり、時間経過がありました。
 
小林:灰賀は変わらず優しい先輩になりましたね。原作には描かれてない灰賀の過ごした時間も僕の中では想像であるんです。ただ優しいだけじゃなくて、重音部では手取り足取り教えるっていうよりかは、わからない部分だけアドバイスしてあげて、あとは本人に任せるみたいな。すごく理想の上司のような立ち回りができる人間なんだろうって感じました。世渡り上手というか、上にも下にも好かれるからどんな仕事に就いても出世するだろうなって、大人目線で感じました(笑)。
 
田丸:(笑)。なるほど、灰賀はそういうタイプか。
 
小林:動物園のシーンでも灰賀らしさが出ていましたよね。やっぱり、突発的に何かが起こった時にその人の本性が出ると僕は思っているので、転んでしまった子供に対してもそうですし体調を崩した凉さんに対してもそうですし。素晴らしい男だなと。
 
田丸:灰賀の「完璧を目指さないでくれますか!?」ってセリフ。いい奴過ぎませんか? よくあのセリフがでてくるなって。
 
小林:ですよね。金江も金江で、年上の社会人だからこそまだ学生の灰賀に対して気を遣って、完璧を目指そうってしてしまうんですよ。
 
田丸:灰賀はすごくモテるよね。モテまくるはず。
 
小林:(笑)。モテないわけがないですよね。原作にも「あいつのモテ期いつ終わるの」ってありましたけど、一生終わらないですよ。就職先で「先生のお嫁さんになる」っていう女子生徒が毎年何人もでてきちゃう。その親御さんも好意を持つでしょうね。でも灰賀は気づかない。そこは天然なので。
 
田丸:「ありがとう」で終わっちゃう感じだね(笑)。
 
――本作の発売を楽しみにしてくださっているみなさんへメッセージをお願いします。
 
田丸:前作とまたちょっと違う、色んな表情を金江も灰賀も見せるようになっていますので、そこを注目していただきたいですし、前回は付き合うまでの過程でお互いワタワタしてたところもあるんですけど、二人とも成長がありますし、成長したことによる悩みもありました。さらにパワーアップした「ピンクハートジャム」の魅力を聞いていただけると思いますので、ぜひぜひお手に取ってみて下さい。
 
小林:前作に続き、2日に分けて収録させていただきました。このボリューム感、そして色んな展開があるので、何度もそして長く楽しんでいただけるような作品になっているかと思います。あとは、僕と田丸さんとのお芝居の相性というか、灰賀と金江じゃないですけど、お互い割と相手の気持ちを汲んでお芝居するタイプなので、作中の二人のように、思いやりつつ掛け合いができたかなって思います。なので、ドラマCD版の灰賀と金江の掛け合いを楽しんでいただけるんじゃないでしょうか。マキ役の斉藤(壮馬)さんが今作の収録終わりに「この作品好きなんだけど出番がもっとほしい、もっと出たい」っておっしゃっていましたし、ぜひお手に取っていただけると幸いです。
■ドラマCD情報
【商品名】
 BLCDコレクション「ピンクハートジャム beat 1」
【発売日】
 2025年10月8日(水)
【価格】
 5,830円(税込)
【品番】
 MOBL-1098
【商品仕様】
 CD2枚組
 〈アニメイトオリジナル特典〉
 おしゃべりCD(出演:小林千晃&田丸篤志)
 
 〈アニメイト有償特典セット〉[価格]8,470円(税込)
 本編ディスクに加え、豪華特典のセットです!
 特典:しっけ先生描き下ろし小冊子
 特典:「Cigars」の楽曲を収録したディスクプレート(※)
 ※ディスクプレートは印字された二次元コードを読み込み、ポケットドラマCDにて視聴いただけます。
 
【あらすじ】
大学4年生になった灰賀(はいが)と社会人になった金江(かなえ)は、同棲をスタートさせていた。
仕事で忙しくする金江と、卒業後の進路について思い悩む灰賀。
ある日、就職活動がうまくいかず落ち込む灰賀を励ますため、久しぶりのデートに出かけたふたり。
しかし途中で金江の体調が悪くなってしまい…。
 
お互いの気持ちを確かめ合いながら季節は巡り、ついに灰賀も大学生活最後の卒業ライブの日を迎える──。
 
ひたむきで心優しい朗らか男子×クールビューティーな男前先輩が、交際後もゆっくりふたりの時間(とき)を重ねていくハートフルラブストーリーが待望の音声化!
 
大ボリュームの2枚組には、コミックス「ピンクハートジャム特装版」の小冊子に収録されたエピソードの音声化も収録されます(ハート)
 
【出演】
灰賀優希:小林千晃、金江 凉:田丸篤志、山内:海渡 翼、林田:畠中 祐 他
 
 
■movin’on公式サイト:https://www.movinonweb.com/
■movin’on公式X(旧Twitter):@movic_media
 https://x.com/movic_media
 
■原作公式サイト:https://mellowkiss.homesha.co.jp/comics/pinkheartjam-beat-01/
■権利表記:(C)しっけ/ホーム社
■ムービック:https://www.movic.jp
 
【株式会社ムービック 会社概要】
ムービックはキャラクター商品の企画・制作・販売をトータルで手掛ける〈キャラクター事業〉をはじめ、一般量販向けのトレーディングカード、フィギュアなどの企画・制作・販売を行う〈量販事業〉など、多彩なコンテンツでユーザーに夢、喜び、感動を提供する、アニメイトグループの企業です。 

――前作では大学に入りたての灰賀が大学4年生になり、時間経過がありました。

――本作の発売を楽しみにしてくださっているみなさんへメッセージをお願いします。