松屋銀座は、9月26日(金)から10月13日(祝・月)まで、100周年企画の一環として、8階イベントスクエアで行う「Tsu-tsu-mu展 世界をやさしく繋ぐデザインの作法」の開催に合わせ、同フロアに「Tsu-tsu-mu Cafe by OGAKI BOOKSTORE」をオープンいたします。
 
 
「Tsu-tsu-mu Cafe by OGAKI BOOKSTORE」4つのポイント
1. 「大垣書店」によるカフェで、展覧会の余韻にひたる
今回松屋銀座とともにカフェを運営するのは、京都に本社を構え、書店のほか、カフェやギャラリーも手掛ける「大垣書店」。展覧会の図録を読みながらお茶をしたり、デザインに関連する書籍を購入したり、訪れた方々は展覧会の余韻にひたり、ゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
 
2. 日本デザインコミッティーの小泉誠氏がつくる、やわらかな空間
空間計画は、日本デザインコミッティーの小泉誠氏が担当し、「Tsu-tsu-mu(包む)」のコンセプトをカフェでも表現。インテリアには、松屋銀座7階でも取り扱いのある、マルニ木工の椅子や、能作、菅原工芸硝子の器を採用し、細部にまで美意識が息づく特別な空間を創出します。なお、カフェ内で使用する家具やテーブルウエアの一部は、実際にご購入いただくことも可能です。
 
マルニ木工のHIROSHIMAアームチェア
菅原工芸硝子のコーヒーカップ&ソーサー、グラス
能作のビアカップと銘々皿
 
小泉 誠 家具デザイナー
1960年東京生まれ。デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動を開始。武蔵野美術大学名誉教授。2012年毎日デザイン賞受賞。2015年日本クラフト展大賞。
 
3. 日本を代表するトップクリエイターたちが選ぶ一冊
この展覧会に合わせ、デザインと本をつなぐ、特別な選書企画「私が影響を受けた一冊」を実施。日本デザインコミッティーのメンバーたちが選ぶ一冊を、コメントとともにご覧いただけるほか、選ばれた書籍の販売も行います。
【選書の一例】
隈 研吾 『ヨオロッパの世紀末』吉田健一著/岩波文庫
近代の後の時代が、どこに向かわなければならないかを、初めて教わった。近代建築という時に使う、近代という言葉に対して違和感を持っていた僕に、初めて明快な、近代という言葉の定義を示してもらった。この本に出会わなかったら、その後の自分はなかったと思う。
 
田川欣哉 『銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎』(上下)
ジャレド・ダイアモンド著, 倉骨彰訳/草思社文庫
 デザインエンジニアとしてイノベーションに携わる私は、気候・家畜・作物、そして免疫のわずかな違いが、地域ごとの文明の方向性を決定的に左右したという本書の主張に大変興味を覚えました。(中略)こうした時代であるからこそ、歴史を多層的に捉え、現代を相対的に捉える思考は、技術やデザインの担い手である私たちにとって、欠かせないリテラシーのひとつです。そのリテラシーの入り口として、本書は、深い洞察を与えてくれる名著だと思います。 ※一部抜粋
 
4. とっておきのカフェメニューでおもてなし
大垣書店オリジナルブレンドのエスプレッソドリンクをはじめ、京都・亀岡産はんなりばななを使ったサンドウィッチやスイーツメニューをご用意。皮で”包まれた”バナナのスイーツやバンズに”包まれた”ハンバーガーなど、展覧会の余韻を楽しんでいただけるフードメニューも豊富です。
 
【メニュー例】 ※限定メニュー全4種
生ハムとカマンベール、はんなりばななの<Tsu-tsu-mu>ブリオッシュサンド 1,320 円
ソーセージとハラペーニョの<Tsu-tsu-mu>ブリオッシュサンド 1,210 円
はんなりばななのエスプレッソスムージー 1,100 円
はんなりばななのブリュレ 1,375 円
※価格はすべて税込み
「Tsu-tsu-mu Cafe by OGAKI BOOKSTORE」開催概要
開催期間:2025年9月26日(金)~10月13日(祝・月)会場:松屋銀座 8階イベントスクエア
席数:79席 営業時間:松屋銀座の営業時間に準ずる ※ラストオーダーは閉店の30分前
メニュー数:13 価格帯:¥715~¥1,540
メインスポンサー:株式会社大垣書店 協力:株式会社マルニ木工/株式会社能作/菅原工芸硝子株式会社/株式会社スキャンデックス/バルミューダ株式会社/わざわ座+相羽建設株式会社 ほか