「Atona Impact Fund」を通じて日本の地方部における長期的な価値創造を目指す
ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社:米国イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者:マーク・ホプラメジアン、以下「ハイアット」)、Kiraku(本社:京都市東山区、代表取締役:サンドバーグ 弘 ウィリアム)、竹中工務店(本社:大阪市中央区、取締役社長:佐々木 正人)は、ハイアットの関連会社とKirakuによる合弁事業の温泉旅館ブランド「吾汝 Atona」に特化した不動産ファンド「Atona Impact Fund(アトナ・インパクト・ファンド)」が、220億円でファイナルクローズしたことをお知らせします。
 
2024年5月に発表したファーストクローズにおいてハイアットの関連会社、Kirakuとともにジェネラルパートナーとして参画した竹中工務店に加え、このたびは株式会社アラタマコーポレーション、株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、Humble House Hotel Co., Ltd.、株式会社三菱UFJ銀行などが出資し、最終的なファンド総額は220億円となりました。
 
■「Atona Impact Fund(アトナ・インパクト・ファンド)」について
「アトナ・インパクト・ファンド」は、「吾汝 Atona」ブランドに特化した旅館の開発・改修案件へ積極的な集中投資を行う不動産ファンドです。インバウンド層による日本への旅行熱が高まり続けるなか、日本の地方部にある希少性の高い観光資源への投資を通じて、地方部の長期的な価値向上と持続可能な開発を目指します。
 
■「吾汝Atona」について
2022年、ハイアットの関連会社とKirakuは、国内外の旅慣れたグローバルトラベラーをターゲットとする新しいタイプの温泉旅館事業に参入するため合弁事業契約を締結し、株式会社Atonaを設立。同社は、ホテルの経営と運営に経験豊富なメンバーで構成されています。Kirakuの国内の地方部での事業の組み立てやプライベートエクイティ投資の経験、ハイアットのグローバルで展開するホテルビジネスの知見と実績を生かし、「吾汝 Atona」ブランドのラグジュアリー温泉旅館を日本国内で展開します。
 
今後「吾汝 Atona」は、2024年5月に発表された由布・屋久島・箱根(順不同)の3地域に加え、全国規模での展開を計画しています。それぞれの旅館施設は、その土地から湧く温泉、地産地消の旬な食材などを使った季節の料理を提供するオープンキッチンやバーなどを備え、客室数は30~50室程度とする予定です。さらに温泉を利用したウエルネス体験や地元の魅力を伝えるアクティビティも用意し、その土地ならではのコト体験を提供する予定です。
 
「吾汝 Atona」ブランドについてはこちらをご覧ください。
 
<ファンドの概要>
名称: Atona Impact Fund (アトナ・インパクト・ファンド)
ファンド規模: 220億円
投資対象: 日本国内の不動産
ジェネラルパートナー:Atona Impact Fund GP
(ハイアットおよびKirakuの合弁会社ならびに竹中工務店が出資)
 
<株式会社Atonaの概要>
会社名: 株式会社Atona
事業内容: 温泉旅館運営事業
設立日: 2022年7月15日
共同代表: サンドバーグ 弘 ウィリアム、坂村政彦(日本ハイアット株式会社代表取締役)
URL:https://www.atona.co/
 
以上
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