“社会課題をマンガで解決”--警備業界の魅力を学生が表現する実践型プロジェクト
警備員の仕事って、どんなことをしているの?
そんな疑問を“マンガ”の力でわかりやすく伝えるプロジェクトが、東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)マンガ専攻で進行中です。
今回は、ALSOK千葉様と連携し、本校の3年生が挑戦している産学連携プロジェクトをご紹介します。
■ テーマは「警備の仕事を正しく伝える」オリジナルマンガ制作
ALSOK千葉様では、地域の安全を守る警備業務の重要性に対し、仕事内容が社会に正しく理解されていないという課題を抱えていました。
「警備の仕事の魅力や実際の業務を、もっと多くの人に届けたい」
--そんな思いから、本校にマンガ作品制作の依頼をいただき、プロジェクトがスタートしました。
学生たちは、警備の仕事を親しみやすく伝えるマンガの制作に取り組んでいます。
▲ALSOK千葉株式会社の担当者による課題説明を受けるマンガ専攻3年生たち
■ 約3か月の制作期間を経て、8名が一次審査を通過
4月のオリエンテーションから始まった今回の取り組み。
学生たちは、作品の構成・キャラクター・演出を考えながら、ネーム(コマ割り付き下描き)やキャラクターシートを作成。
先日行われた第一回審査会では、8名の学生が一次審査を通過しました。
▲講評を受けながらメモを取り、真剣に向き合う学生たち
審査後には企業担当者の方から直接講評をいただき、それぞれの作品に対して修正の方向性が共有されました。
▲講評会ではプロの視点からのフィードバックを丁寧に受け取る

■ 現場の声を聞き、さらにリアルな作品へ
今後は、ALSOK千葉様の警備員の方々への取材も予定されています。
現場のリアルな声をもとに、より説得力のあるマンガ表現を目指して、学生たちは作品をブラッシュアップしていきます。
「警備という仕事をしっかりと理解し、誤解のないよう丁寧に描きたい」
--学生たちはそう語りながら、プロ意識をもって制作に取り組んでいます。
■ 社会とつながる実践教育。プロとして伝える力を育む
本校では、実在の企業から課題を受け、学生たちが解決策を作品で提案する産学連携プロジェクトを数多く実施しています。
今回のように「社会課題を、マンガという表現で伝える」という学びは、創作の幅を広げるだけでなく、“プロとして伝える力”を育む貴重な経験となっています。
これからも本校は、業界や社会と連携しながら、一人ひとりの「好き」を「仕事」へとつなげる教育を行ってまいります。
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【学校概要】
東京コミュニケーションアート専門学校
所在地:〒134-0088 東京都江戸川区西葛西5-3-1
URL:https://www.tca.ac.jp/
設置学科:イラスト・ゲーム・CG・アニメ・デザインなどの分野で4年制・3年制学科を設置
特徴:産学連携プロジェクトや業界プロによる直接指導を通じて、実践力を身につけたクリエイターを育成。就職率・デビュー支援にも定評があります。