株式会社フライトソリューションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 片山圭一朗、以下 当社)は、本人確認ソリューション「myVerifist (マイ・ベリフィスト)医療エディション」において、iPhoneに搭載されたマイナンバーカードの読み取り対応を完了したことをお知らせいたします。 |
厚生労働省は、9月19日よりスマートフォンに内蔵されたマイナンバーカードを活用した健康保険証のオンライン資格確認を開始することを発表しています*1。当社のmyVerifist医療エディションも制度変更に合わせてiPhone対応を完了し、現場の業務効率化と患者の利便性向上に寄与します。 |
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myVerifist医療エディション |
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読み取り端末「Incredist Triniry」 |
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■保険証廃止による現場の状況 |
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2024年12月2日より健康保険証の原則廃止が進む中、全国の医療機関ではマイナ保険証への対応が急務となっています。中規模病院などでは、スタッフ不足や受付業務の混雑、キャッシュレス対応の遅れといった課題も指摘されています。 |
myVerifist 医療エディションは、これらの課題を受け、制度施行に間に合うよう開発を進めてまいりました。マイナンバーカードが健康保険証に紐づけされていれば、従来の板カードの読み取りはもちろん、iPhoneに搭載されたマイナンバーカードも専用端末にかざすだけで「マイナ保険証」として資格確認が可能となります。これにより、患者のスムーズな受付と医療機関の業務負担軽減を実現します。 |
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■受付から会計まで1台で完結し、省スペースで導入可能 |
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myVerifist医療エディションは、マイナ保険証による受付確認とキャッシュレス会計を同一端末で完結できる医療DXソリューションです。本サービスには、保険証の読み取りとキャッシュレス決済を兼ね備えた端末「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」を活用します。この端末をオンライン資格確認用のWindows PCに接続することで、マイナンバーカードに統合された健康保険証の読み取りとオンライン資格確認が可能となります。 |
また、決済処理はブラウザ画面上から切り替えることが可能です。受付から会計までの手続きを1台でスムーズに完結できるため、受付スタッフが一人しかいない中小規模の医療機関や、診療所の一角などスペースの限られた歯科医院などでも無理なく導入可能です。現場の混乱を防ぎつつ、患者は保険証や財布を持ち歩かずに、スマートフォンや各種キャッシュレス決済で受付と会計を完了できます。 |
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■今後の展望 |
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厚生労働省は、スマートフォンを保険証として利用する際に必要となる読み取り機器の導入について、1病院あたり最大3台まで補助することを発表しています。しかし、それだけでは対応が不十分となるケースも想定され、追加の端末導入が必要となります。 |
本人確認と会計機能を兼ね備えた多機能端末であれば、機器やシステムの管理を一本化でき、運用も簡素化されます。さらに、従来の会計システムに障害が生じた場合には、緊急の会計手段としても活用できるため、リスク分散の観点から有効です。こうした点から、従来の中規模病院だけでなく、大規模病院への需要が高まると見込まれます。 |
今後は、全国の病院に向け展開を推進し、自治体や医師会との連携も視野に入れながら、本人確認と決済の一体化による医療現場のスマート化を支援してまいります。 |
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【マイナンバーカードを活用した保険証機能の読み取り/キャッシュレス決済】 |
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*1厚労省の発表資料:https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001548631.pdf
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・「iPhone」は、米国およびその他の国で登録された Apple Inc.の商標です。 |
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