シーズン6戦のツアーが折り返し。合計28名の小中学生がフットゴルフを楽しむ。
 
一般社団法人日本フットゴルフ協会が主催する全日本ジュニアフットゴルフツアー 2025 supported by ジークの第4戦が、9月6日(土)に群馬県太田市の鳳凰ゴルフ倶楽部で開催されました。
 
年間6試合開催のツアーは今大会で折り返しを迎え後半戦へと突入。会場の鳳凰ゴルフ倶楽部はフットゴルフ専用コースがあり、ゴルフプレーと交わることがないコースとなっており、ジュニアフットゴルファー達は伸び伸びとプレーでき、元気な声がコースから聞こえてきました。
 
小学生の部では、小倉元選手(小学5年生)が第3戦の優勝者、井上朔之介選手(小学5年生)に4打差をつけ5アンダー67をマークし優勝しました。小倉選手はフロント9を2アンダーで回ると、バック9ははイーグルを含む3アンダーと33と会心のプレーを見せました。
 
チャンピオンとなった小倉選手は「3回目の参加で初めて優勝できて嬉しいです。パットがうまくいきました。キックが強すぎてオーバーしないようにしたり、傾斜をうまく使って転がすことを意識しました。次も頑張りたいです」と次節への意気込みを語っています。
 
また3位タイには、2オーバー74で3選手が並び1番パー4でのプレーオフに突入。菅野琴友音選手(小学4年生)が2打でカップインし、高藤暖大選手(小学5年生)、益子晃選手(小学5年生)を退けて単独3位となりました。
 
小学生の部のトップ3選手。写真左から菅野琴友音選手、優勝した小倉元選手、2位の井上朔之介選手。
 
一方、中学生の部では地元サッカーチームのFC桐生の選手が多数参加。そんな中で、大塚恭平選手(中学2年生)が5アンダー67で回り、今季3勝目を飾りました。
 
大塚選手は1番でバーディ発進すると、2番をボギーとしたものの、その後8つのバーディを奪取。「今日は前半波に乗れずに諦めかけましたが、後半でサポートしてくれている選手(当協会ライセンスプレーヤー)達のアドバイスを聞いて巻き返すことができました。次の大会も頑張りたいと思ってますので、応援よろしくお願いします」と話しました。
 
中学生の部のトップ3選手。写真左から2位の瀬底謙人選手、優勝の大塚恭平選手、3位の新井淳平選手。
 
大会結果はこちら
 
今大会、チームで参加したFC桐生は1年生と2年生が出場。1年生が上位に多数入っており、フィジカルの差が成績に影響しないことがあるフットゴルフならではの結果となりました。参加したジュニアたちは、サッカーの実力がそのまま成績に反映されないフットゴルフで、新しい特技を見つけ出すことができるかもしれません。
 
このジュニアツアーは1度だけの参加も歓迎しています。当協会では次回以降も、たくさんの子供達にフットゴルフをプレーしてもらうことで、新しい夢の創造をサポートできればと考えています。
 
全日本ジュニアフットゴルフツアー2025 supported by ジーク 大会ページ
 
 
 
 
フットゴルフとは?
サッカー(フットボール)とゴルフ、この異なるスポーツを融合した新しいスポーツがフットゴルフです。サッカーボールの5号球を使い、ゴルフコースで9ホール、または18ホールをラウンド。「サッカーボールを蹴ってゴルフをする」ことをイメージすると分かり易いでしょう。
 
フットゴルフは、2009年にオランダでルール化されると、国際フットゴルフ連盟が設立された2012年にはハンガリーで第1回ワールドカップを開催。欧米を中心に既に40カ国以上で楽しまれており、急速に普及している現在最も注目されているスポーツとなっています。2016年1月にはアルゼンチンで26カ国が参加し第2回ワールドカップが開幕。そして、2018年12月には、モロッコで33カ国合計約500名が出場し第3回ワールドカップを実施。 2023年5月末から6月上旬にかけては、39カ国約1,000名により第4回大会がフロリダ州オーランドで行われました。(2020年9月末からは第4回ワールドカップが日本で開催されることが決定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2021年9月末に延期され、その後、FIFG総会の決議により2021年1月28日に中止が決定しています)
 
また、フットゴルフ先進国のアメリカでは、既に600コース近くでフットゴルフがプレーでき、イギリスでもその数は200を越えており、欧米を中心にその認知度もアップ。国内では当協会が2014年2月に創設され、直後からジャパンオープンなど賞金トーナメントも開催。2017年には名門・軽井沢72ゴルフの南コースで国内初の国際大会も行われました。そして2025年3月現在、フットゴルフが楽しめるコースは国内で約30カ所となっています。
 
そして現在、フットゴルフはGAISF(国際スポーツ連合団体)のオブザーバー会員となっており、将来のオリンピック正式種目化を目指しています。
 
 
 
協会概要
名称:一般社団法人日本フットゴルフ協会
所在地:〒359-0034 埼玉県所沢市東新井町737-3 第3武井ビル3F
会長:松浦 新平
公認アンバサダー:高橋 陽一(キャプテン翼原作者)
特別顧問:林義規(元公益財団法人日本サッカー協会副会長)
育成アドバイザー:高島雄大(元鹿島アントラーズ育成部長)
協会設立:2014年2月
国際フットゴルフ連盟(FIFG)加盟:2014年11月
公式ウェブサイト:https://www.jfga.jp/