岩崎電気は、製薬分野で培ってきた「パルスドキセノン(PXe)殺菌技術」を飲料業界における容器殺菌に応用し、本格的に展開、納入してまいります。 |
|
|
|
(株)大塚製薬工場(製薬分野の事例) |
|
|
導入の背景:飲料業界の新たな課題とパルスドキセノン殺菌技術の優位性 |
|
近年の飲料市場では、健康志向の高まりから、保存料を使用しないなど、よりナチュラル志向の製品が増加しています。 |
これにより、製造過程における衛生管理の重要性が一層高まっている中で従来の殺菌方法では、高温殺菌による製品への熱影響や、過酸化水素などの薬剤使用による環境負荷が課題となっていました。 |
パルスドキセノン殺菌技術は、瞬間的にキセノンフラッシュランプから発せられる強力な光のパルスで、菌やウイルスを不活化する画期的な殺菌方式です。 |
この技術は、製薬工場の除染工程や食品工場の容器殺菌でその効果と安全性が実証されており、岩崎電気は長年の研究開発を経て、飲料容器の殺菌用途に最適化しました。 |
|
|
パルスドキセノン殺菌装置の特長:飲料メーカーにもたらす革新 |
|
環境に優しい「ドライ殺菌」 |
|
熱や薬品を一切使用しないため、容器への熱影響や残留物が無く、洗浄水も必要ありません。 |
これにより、飲料本来の風味や品質を損なうことなく、安全・安心な製品を提供できます。 |
|
圧倒的な高殺菌性能 |
|
短時間の照射で、大腸菌や酵母、カビといった微生物に対して4log以上(99.99%以上)の殺菌効果を実証。 |
製品の品質を確実なものにします。 |
|
生産性を最大化する高速処理 |
|
毎分数百本といった高速な充填ラインにも追随可能。 |
従来の殺菌方法と比べて後処理が不要なため工程時間を大幅に短縮し、製造ライン全体の生産性向上に貢献します。 |
|
多様な容器形状に対応 |
|
ペットボトル、紙パック、さらにはキャップや口栓部分など、幅広い種類の容器に対応します。 |
|
|
|
主な対象物(ペットボトルキャップ、牛乳パック、ヨーグルト容器など) |
|
|
今後の展望 |
|
岩崎電気は、このパルスドキセノン殺菌技術を飲料業界における新たな衛生管理のスタンダードとして確立することを目指します。 |
今後は、大手飲料メーカーをはじめとするさまざまな企業への導入を推進するとともに、技術の更なる向上と応用範囲の拡大を図り、食の安全・安心に貢献してまいります。 |
|
関連情報 |
|
パルスドキセノン滅菌装置 |
|