ごま油ってどうやってできるの?小豆島の小学生が“たたき”から“搾油”までを体験
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かどや製油株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北川 淳一、以下「かどや製油」)は、創業の地、香川県・小豆島の地域活性化に向けて、小豆島土庄町と連携し「ごまでつながる持続可能な島」を目指す地域創生プロジェクト「ごまのみらい小豆島プロジェクト」を今年も実施。9月9日(火)に小豆島土庄町の土庄小学校3年生78名を招いたフィールドワークを実施しました。 |
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ごまを通じて食や農業への関心を高め、生産者との交流を通じて地域の魅力を体験してもらう |
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2年目となる今回のフィールドワークでは、廃校となった香川県・土庄町伊喜末の旧四海小学校の一部を借り受けてごまの束の乾燥を行ない、子どもたちの体験の場を創出しました。普段見ることのない実が取り出される前のごまの束が並べられた光景に、子どもたちは元気な声をあげて喜んでいました。 |
冒頭、地産地消推進協議会会長の前田さんから「このプロジェクトは、ごまを通じて、土庄町や小豆島をより元気にしようという目的で始まりました。来年の1月には今年収穫したごまが給食でも提供されます。ぜひ、今日の体験学習を楽しんでください」という挨拶があり、その後、かどや製油・小豆島工場長の石田さんから「今年は70キロほどの収穫を見込んでいますが、70キロのごまから200g瓶のごま油は130本しかできません。本日の学習からごま一粒一粒のありがたみを体験していただければと思います」と説明がありました。 |
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子どもたちは「乾燥ごまのたたき作業」「ふるい作業」「唐箕(とうみ)作業」の3つの作業を体験しました。前田さんが乾燥させたごまの束をたたいて中からごまの実を取り出すと、子どもたちは興味津々で見つめ、食材の背景への関心を深めていました。 |
さらに、子どもたちはたたき作業を実際に体験し「少し難しかったけど楽しかった」という感想も寄せられました。自分の手でごまの実を取り出す体験を通して、普段口にする食品が多くの工程を経て私たちの食卓に届くことを実感し、食の大切さや自然の恵みを学ぶ機会となりました。 |
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閉会の挨拶では、陽当の里伊喜末会長の濱中さんより「今日の体験で学んでいただいたように、たたき、ふるい、唐箕など様々な作業を経て収穫したごまを使用して、かどや製油の製品が出来上がります」との言葉が添えられました。 |
また、生徒代表からは「ごまをたたいて落としたり、篩(ふるい)を振ってゴミを落としたりすることで、ごまがどのようにしてできているのかが勉強になりました。これからごまを大切に食べようと思いました。今日はありがとうございました」と感謝の言葉が述べられました。 |
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2025年収穫ごまで初の搾油見学。“ごまから油へ”のものづくりの現場を、見て・聞いて・触れて学ぶ |
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午後にはかどや製油の小豆島工場に移動して工場見学を実施。ごま油の歴史や作り方について説明があると、子どもたちは真剣な様子で話に聞き入っていました。 |
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また、今年は初の試みとして、2025年に収穫したばかりのごまを搾油する見学を実施。焙煎・非焙煎のごまを搾油し、ごま油と脱脂ごまが分かれて抽出される工程を間近で見ることで、普段使うごま油とは異なる色と香りを感じながら、素材への理解を深める貴重な体験となりました。 |
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「ごまのみらい小豆島プロジェクト」では、2026年1月に「食育」として、2025年度に収穫したごまを使用した給食の提供を予定しており、今後も継続的にこうした取り組みを行い、地域の産業振興や遊休地の利活用や雇用、また過疎化の進む地域の元気づくりといった課題の解決にもつなげていく方針です。 |
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■ごまのみらい小豆島プロジェクト概要 |
かどや製油・小豆島土庄町・生産者(小豆島 陽当の里 伊喜末)の連携にて、小豆島の重要な地域課題の一つである休耕地をごまの栽培に活用し、これからの島の発展につなげることを目的としています。 |
2025 年度ごま栽培の予定地:伊喜末1832、伊喜末1833、伊喜末2016-1(栽培面積:1,830 m² 収穫予定量:70kg) |
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■ごま栽培の委託先について |
・正式名称「小豆島 陽当の里 伊喜末(ひあたりのさと いぎすえ)」 |
・協議会の目的 |
伊喜末地区における農業振興及び明るく元気な農村づくりをめざして農村景観や農業施設を守るほか、景観保全のための植栽や遊休農地の有効利用による耕作放棄地の防止、集落営農の活性化を目指す。 |
・活動実績 |
ビール麦、はだか麦、唐辛子、ごま等多数を栽培。 麹や味噌づくり等も行う。 |
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【かどや製油株式会社について】 |
安政5年(1858年)、瀬戸内海の小豆島に加登屋製油所として創業以来、167年にわたりごま一筋で商品を作り続けてきたごま専業メーカーです。香り高く味わい深い「純正ごま油」を、伝統の味として世界の食卓に届けてまいりました。海外ごま油売上高は2007年の17億円から2024年には86億円へと約5倍に拡大。日本のみならず米国ごま油市場でもNo.1シェアを有しています。本年4月には研究開発本部を新設、脱脂ごま(搾りかす)の食品利用に向けた研究・開発にも取り組んでいます。 |
パーパスである「ごまの価値を極限まで高めることで世界に貢献する」のもと、農家・生活者・株主・行政・従業員等、全てのステークホルダーの皆様に当社のファンになっていただき、ともに企業価値を向上させる「ファンベース経営」を実践する方針を掲げています。 |
※インテージSRI+ごま油市場ブランド累計販売金額(日本) 2024年4月~2025年3月 |
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会社概要 |
社名:かどや製油株式会社 |
本社所在地:東京都品川区北品川5丁目1番18号 住友不動産大崎ツインビル東館 4F |
代表者:代表取締役社長 北川 淳一 |
創業: 安政5年(1858年) |
事業内容:ごま油、食品ごま等の製造販売 |
年間売上高:39,450百万円(連結)(2025年3月) |
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公式ホームページ:https://www.kadoya.com/
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cafe & izakaya「goma to(ゴマト)」:https://www.kadoya.com/gomato/
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ファンコミュニティサイト「ごまラボ」:https://goma-lab.kadoya.com
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公式X:https://x.com/kadoya_seiyu
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公式Instagram:https://www.instagram.com/kadoya_seiyu/
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公式Facebook:https://www.facebook.com/kadoyaseiyu.goma/
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2025年収穫ごまで初の搾油見学。“ごまから油へ”のものづくりの現場を、見て・聞いて・触れて学ぶ