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写真:吉原会長と2025年の留学生 |
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美容室チェーンを約360店舗展開する株式会社アルテジェネシス(横浜市中区/代表取締役社長 吉村 栄義)は、ポーランド共和国で日本学を専攻する大学生・大学院生を対象とした短期留学受け入れ「サマープログラム」を、 2025年7月13日(日)~8月9日(土)に実施いたしました。 |
2014年に社会貢献活動の一環としてスタートし、駐日ポーランド共和国大使館の公認を受ける同プログラムは、コロナ禍での中断を経て、今年で9回目。これまでに累計23名の学生を受け入れています。 |
当社代表取締役会長 吉原直樹は、日本・ポーランド関係の発展に寄与した功績として、2023年に駐日ポーランド共和国大使から感謝状を、2024年にはポーランド共和国外務大臣より名誉記章「ベネ・メリト」を授与されています。 |
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■背景 |
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アルテジェネシスとポーランドとの交流は、2005年にポーランドの大手美容室チェーン「Trendy Hair Fashion」(ポーランド・チェコ・スロバキアに60店舗以上展開)との提携をきっかけに始まりました。相互訪問によるコンテストやヘアショー、撮影を通じて友好関係を築き、美容を軸とした民間交流を継続してきました。 |
その交流を基盤に、2014年からは駐日ポーランド共和国大使館の協力を得て「サマープログラム」を開始。ポーランドで日本学を専攻する学生を対象に、日本のサロン研修や社内講習、文化体験を組み合わせたインターンシップを提供し、若い世代が両国の架け橋となる機会を創出してきました。 |
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■プログラムの進化 |
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コロナ禍後の再開にあたっては、従来のインターンシップ形式を見直し、短期留学プログラムとして刷新。在籍するポーランド出身スタッフの指導のもと、学生たちは卒業論文に必要なフィールドワークを行い、日本社会や美容文化への理解を深めました。 |
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■今後の展望 |
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ポーランドの名門大学で常に倍率は10倍以上、今年度は倍率22倍と高い人気を誇る日本学科の学生との交流は、両国の未来を担う人材育成の場でもあります。アルテジェネシスは今後もこうした国際交流を継続し、海外の優秀な人材の育成・採用を通じて社会に貢献してまいります。 |
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■学びと採用をつなぐ「国際交流の循環」──日ポ間の架け橋となる有力人材を育成 |
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サマープログラムに参加する学生は、所属大学の厳正な審査を通過した優秀な人材です。英語と日本語でコミュニケーションが取れるだけでなく、日本の文化への理解も深く、将来的に日本社会に貢献できるグローバルな視点を備えています。アルテジェネシスでは、これまでに本プログラム参加者から希望のあった3名を卒業後に採用しています。今後も多様な人材の活用や優秀な人材確保につながる取り組みを継続・推進してまいります。 |
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【万博パビリオンでも活躍】 |
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昨年度の「サマープログラム」参加者の一名は、2025年開催の大阪・関西万博においてポーランドパビリオンの案内役を務め、来場者にポーランドの魅力や日本との交流を紹介しています。すでに国際交流の第一線で活躍しており、本プログラムが日ポ間の人材育成と文化理解の促進に具体的な成果をもたらしていることを大変光栄に思います。 |
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写真:大阪・関西万博にて、代表取締役社長 吉村栄義が留学生とともにポーランドパビリオンを見学。右側の人物は、昨年度の「サマープログラム」に参加したガブリエル・ポプアフスキさんです。 |
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2024年度留学生コメント |
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ガブリエル・ポプアフスキと申します。今年の夏、ワルシャワ大学の日本学科を卒業しました。卒業論文のテーマは、横浜スマートシティプロジェクトを中心にした日本のスマートシティの分析でした。大学の勉強以外では、4月から大阪・関西万博でポーランドパビリオンのスタッフとして活動しています。万博では毎日案内人を務めていて、パビリオンの展示についてお話ししています。また、ワークショップエリアやコンサートイベントのお手伝いもしています。 |
アルテジェネシスのサマープログラムで得た経験のおかげで、万博で働けるようになりました。そして、日本とポーランドをつなぐ役割を果たすうえで大きな自信になりました。サマープログラムを通じて日本文化を学んだことが、国際的な舞台で人と人をつなぐ力につながっていると実感しています。アルテジェネシスのサマープログラムのおかげで、学士論文のための重要な資料を集められただけでなく、私自身も成長する機会を得ることができ、今の私につながっています。この素晴らしい機会に感謝しています。 |
万博が終わったら、ワルシャワ大学の日本学科で修士課程に進学したいです。その後は、ポーランドで日本の文化に関わるさまざまなイベントを企画したいと思います。目標は、日本とポーランドの懸け橋になることです。 |
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■2025年度サマープログラム概要 |
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期間:2025年7月13日(日)~8月9日(土) |
対象者:初来日のポーランドで日本学を専攻とする大学生2名(学士課程・修士課程問わず) |
内容:フィールドワーク(それぞれの研究テーマに合わせ、担当者と相談しながら内容・スケジュールを決定) |
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写真:ポーランド共和国大使館訪問 パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使と |
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写真:研究先の一つであった国際文化学園 衣紋道東京道場にて |
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